朝 ぷりんぷりろの詩集 2021.09.10 朝目覚めると、知らない女性が料理を作っていた 「誰だろう」 彼女は白いスカートをひらひらと揺らしながら上機嫌に何かを焼いている 「今日は朝日がまぶしいな」 彼女はオムレツをお皿に盛りつけ、冷蔵庫から出したケチャップと一緒に机に置いてくれた 「ありがとう」 彼女は照れているのか、恥ずかしそうに会釈しながら部屋を出て行った 「おいしい」 僕は幸せを噛みしめながら窓を見た 「久しぶりに窓から空を見たな」 青空がどこまでも続いている 「白いカーテンはどこに行ったんだろう」 ぷりんぷりろの詩集
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