朝目覚めると、知らない女性が料理を作っていた
「誰だろう」
彼女は白いスカートをひらひらと揺らしながら上機嫌に何かを焼いている
「今日は朝日がまぶしいな」
彼女はオムレツをお皿に盛りつけ、冷蔵庫から出したケチャップと一緒に机に置いてくれた
「ありがとう」
彼女は照れているのか、恥ずかしそうに会釈しながら部屋を出て行った
「おいしい」
僕は幸せを噛みしめながら窓を見た
「久しぶりに窓から空を見たな」
青空がどこまでも続いている
「白いカーテンはどこに行ったんだろう」
ぷりんぷりろの詩集
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